Couchbaseクラスタ拡張の必要性を判断する基準となるメトリクスがいくつかあります。
1.RAM容量を増加:間違いなくCouchbaseクラスタ内で最も重要なコンポーネントは、使用可能なRAMの量です。使用可能なRAMを目いっぱい利用していても、必ずしもクラスタを拡張する必要はありませんが、考慮する必要があります。
ディスク読取りが多く発生している場合("キャッシュミス率"が増加している場合)、アプリケーションがRAMにないデータを次から次へとディスクからデータを読み出していることを意味します。クラスタ内のRAMを増やすと、より多くのデータをRAMに格納でき、アプリケーションにより優れたパフォーマンスを提供できるようになります。
Couchbaseクラスタにさらにbucketを追加する場合は、より多くのRAMが必要です。ノードを追加してシステム全体の容量を増やし、その後、新しいバケット用の空きスペースを作るため、既存のバケットを縮小することができます。
ディスクIOのスループットの向上- Couchbaseクラスタにノードを追加することで、実行可能なディスクIOの合計量が増加することになります。これは、高頻度の書き込み環境で特に重要ですが、ディスクから大量のデータを読み取る必要がある場合の重要な要因にもなり得ます。
ディスク容量の増大 - これは、言うまでもありません。現在のノードへディスク領域を追加、あるいは合計ディスク領域を増やすため、クラスタにノードを追加、どちらも可能です。
ネットワーク帯域幅。クラスタのネットワーク帯域幅が飽和している、または飽和に近いということがわかれば、それは、さらにノードが必要であるという非常に強力な指標です。ノードを増やすことで、ネットワークの帯域幅を広げることになり、さらに個々のノードの帯域幅を個別に減らすことになります。