特定のノード内のep-engineの各インスタンスは、特定のメモリ割り当て量を持つことになります。このメモリ割り当て量はキャッシュメモリ量と呼ばれています。このメモリは常にワーキングセット全体へのインデックスを格納します。そうすることによって、我々は、ほとんどのアイテムがすぐに取得でき、アイテムの有無チェックが常に高速であることを保障します。
メモリ割り当て量に加えて、有効なメモリを開放する必要があるか判断するためにエンジンが利用する2つの設定(water mark)があります。これらはmem_low_watとmem_high_watです。
システムにデータがロードされると、最終的にmem_low_watを超えます。この時点では何も起こりません。これはシステムがアイテムをディスクに移動する際に目標とする"ゴール"です。データをロードし続けると、最終的にmem_high_watに到達します。この時点でバックグラウンドジョブは、アイテムがディスクに移行されるようにスケジュールされ、メモリが他のCouchbaseのアイテムに対して使用可能になります。測定されたメモリがmem_low_watに達するまで、このジョブは実行されます。入力アイテムの割合がディスクへの移動よりも早い場合、システムは十分なスペースがないことを示すエラーを返すことがあります。使用可能なメモリがあるまでこれが継続されます。