(Couchbaseでのフェイルオーバーにより)起こりえる不正な状況を回避するため、機能上いくつかの制約を配置しています。
自動フェイルオーバーは、デフォルトでオフになっています。ネットワーク分断の発生などの状況下で、自動フェイルオーバがより深刻な害を与えないように、Couchbaseクラスタを監視する外部のシステム(人手でも自動でも)を利用することがベストプラクティスと考えています。
自動フェイルオーバーは、少なくとも3つのノードのクラスタでのみ使用可能です。これは、ネットワーク分断が、2ノードをお互いにフェイルオーバーさせることがないようにするためです。
自動フェイルオーバ機能が人手を介さずに、自動でフェイルオーバするのは1つのノードだけです。これはクラスターを完全に制御不能にするカスケード故障を防ぐためです。
ノードがフェイルオーバされる前に、最少30秒の遅延があります。この値を上げることは可能ですが、ソフトウェアはダウンしているノードに対して複数の"ping"を実行するようにハードコーディングされています。これは、低速なノードや不安定なネットワークにより誤ってフェイルオーバされることを防ぐためです。
ノード障害があった際、自動フェイルオーバが発生した場合でも、発生しなかった場合でも電子メールを送信するように設定できます。
この機能を設定するには、「自動フェイルオーバーの設定」 を参照してください。