新しいデータバケットを作成、または既存のものを編集するとき、バケットの設定画面が表示されます。ここからは、メモリのサイズ、アクセス制御、既存のバケットの編集か新規バケットの作成かに応じて、その他の設定やバケットタイプを設定することができます。
新しいバケットを作成するとき、 Create Bucketダイアログが、下図に示すように表示されます。
Bucket Name
バケット名。バケット名は、下線、ピリオド、ダッシュおよびパーセント記号と、A-Z、aｰz、0-9の範囲の文字のみを含めることができます。
Bucket Type
memcachedかMemBaseのどちらか、作成するバケットの種類を指定します。Access Control
アクセス制御は、クライアントがデータバケットとの通信に使用するポートと、そのバケットはパスワードが必要かどうかを設定します。
TCP標準のポート（11211）を使用するため、作成する最初のバケットは、SASL認証を必要とせずに、このポートを使用することができます。それに続く各バケットでは、SASL認証に使用するパスワードを指定する必要があり、クライアントの通信は、バイナリプロトコルを使用して行う必要があります。
専用のポートを使用するには、Dedicated port のラジオボタンを選択し、使用したいポート番号を入力します。専用のポートを使用すると、テキストとバイナリの両方のクライアントプロトコルをサポートし、認証を必要としません。
Memory Size
このオプションは、デフォルトバケットに割り当てられるべき、このサーバに設定される有効なRAMの量を指定します。これは、各ノードでこのバケット用に割り当てられるメモリの量であり、すべてのノードに渡ってのバケットの合計サイズではないことに注意してください。
Replication
Membaseのバケットでは、レプリケーションは、クラスタ内のサーバ間でのデフォルトバケットの複数のレプリカを作成することができます。3つまでレプリカを設定できます。各レプリカは、バケットで管理されているすべてのドキュメントのコピーを受け取ります。バケットのホストマシンに障害が発生した場合でも、継続的な（高可用性）クラスタ稼動を提供するため、レプリカがその代わりとなることができます。
レプリカコピーの数をゼロ（0）に設定することにより、レプリケーションを無効にすることができます。これは、ローカルのみ、つまり、このマシン上でのみアクセスできるように、デフォルトバケットを設定します。
新規バケットのオプションを設定し、ボタンをクリックすると、クラスタ内にバケットを作成してアクティブにすることができます。ボタンを使用して、バケットの作成を取り消すことができます。
既存のCouchbaseバケットのいくつかの設定を編集することができます。
Access Control、標準ポート/パスワードまたはカスタムポートの設定を含む。
Memory Sizeは、クラスタ内に未割り当て領域があれば、変更することができます。その領域がすでに使用されていない場合には、バケットに割り当てられるメモリの量を減らすことができます。
バケットの名前は変更できません。
設定されたバケットを完全に削除するには、ボタンをクリックします。
Memcachedバケットについては、既存のバケットに対し次の設定を変更することができます。
Access Control、標準ポート/パスワードまたはカスタムポートの設定を含む。
Memory Sizeは、クラスタ内に未割り当て領域があれば、変更することができます。その領域がすでに使用されていない場合には、バケットに割り当てられるメモリの量を減らすことができます。
ボタンをクリックして、バケットを完全に削除することができます。
ボタンを使用して、格納しているすべてのキャッシュ情報の入ったMemcachedバケットを空にすることができます。
警告
ボタンを使用すると、Memcachedバケットに格納されているすべてのオブジェクトを削除します。
アクティブなMemcachedバケットにこのボタンを使用し、重要な情報を削除しないように注意してください