CouchbaseのWebコンソール内のバケットの監視は、詳細情報を追加表示するように更新されました。次の統計グループはCouchbaseのバケット型で使用できます。
Summary
要約セクションは、クラスタ動作の概要を示します。詳細は、「バケットの監視 - 統計の要約」を参照してください。
vBucket Resources
このセクションでは、アクティブ、レプリカ、保留の操作を含む、クラスタ全体でnvBucketリソースに関する詳細な情報を提供します。詳細は、「バケットの監視 - vBucketリソース」を参照してください。
Disk Queues
ディスクキューは、データバケット内で永続的に使用されるバックエンドディスクストレージ上の状態を示します。表示される情報は、アクティブ、レプリカ、保留の操作を示します。詳細は、「バケットの監視 - ディスクキュー」を参照してください。
TAP Queues
TAPキューのセクションでは、レプリケーション、リバランスとクライアント操作によるTAPキューに関する情報を提供します。詳細は、「バケットの監視 - TAPキュー」を参照してください。
Top Keys
これは、選択したデータバケット内で、最もアクティブに使用されるトップ10キーのリストが表示されます。
memcachedのバケット型では、memcachedの静的な概要が提供されています。こちらもご参照ください。「バケットの監視 - Memcachedバケット」
要約セクションは、クラスタ動作の概要を示すように設計されています。各グラフ(または選択されたグラフ)は、現在選択されているバケットに基づいた情報を示しています。
次のグラフが用意されています。
ops per second
このバケットの1秒当たりの操作の総数。
cache miss %
このバケットで、RAMではなく、ディスクからの読み取りを必要とした読み取り(cache miss)の、1秒当たりのパーセンテージ。
creates per second
1秒当たりに、このバケットで作成された新しいアイテムの数。
updates per second
1秒当たりに、このバケットで更新された既存のアイテム数。
disk reads
このバケットに関して、1秒あたりのディスクからの読み取り数。
back-offs per second
このバケットに関して、メモリ状態の不足により、クライアントに送られる1秒あたりの"バックオフ"の数。
vBucketの統計では、3つの異なる状態毎に、クラスタ内のすべてのvBucketタイプの情報を提供しています。統計表示のテーブルは、それぞれアクティブ、レプリカと保留中の統計を表す4列で構成されています。最後の列は、各統計情報の合計値を提供します。
Active列には、アクティブ状態のvBucketsの情報が表示されます。Replica列には、レプリカの状態(つまり、現在複製されている状態)のvBucketsの統計が表示されます。Pending列は、保留状態、つまり、リバランス中でデータの移動中であるvBucketの統計を示しています。
これらの状態は、以下のすべての統計で共有されます。例えば、 Active列内のグラフ、new items per secは、アクティブ状態になってるvBuckets内で作成された1秒当たりの新規アイテム数が表示されます。
各状態の個々の統計情報は、以下のとおりです。
vBuckets
対応する状態のvBucketsの数。
items
対応する状態のvBucket内のアイテムの数。
% resident items
対応する状態のvBuckets内の(RAMに)常駐しているアイテムの割合%。
new items per second
対応する状態のvBucketsで作成された新規アイテムの数。Pending列では有効でないことに注意してください。
ejections per second
対応する状態のvBuckets内で、1秒当たりに放出された項目の数。
user data in RAM
対応する状態のvBuckets内のRAMに常駐しているユーザデータのサイズ。
metadata in RAM
対応する状態のRAMに常駐しているvBuckets内の項目メタデータのサイズ。
ディスクキューの統計情報のセクションでは、ディスクのキューに積まれているデータの情報が表示されます。ディスクキューは、永続保存のために、RAMに書き込まれた情報をディスクに格納するために、Couchbase Server内で使用されます。情報は、Active、ReplicaとPendingというディスクのキューの状態で表示されます。
Active列には、アクティブ状態のディスクキューの情報が表示されます。Replica列には、レプリカの状態(つまり、現在複製されている状態)のディスクキューの統計情報が表示されます。Pending列は、リバランス中でデータが移動している間、すなわち保留中の状態のディスクキューの統計情報を示しています。
これらの状態は、以下のすべての統計で共有されます。例えば、Replica列の中で、グラフfill rateは、選択されたバケットのレプリカディスクキューに入れられている項目の数が表示されます。
表示される統計情報は以下のとおりです。
items
こ状態のバケットで、ディスクに書き込まれるのを待っているアイテムの数。
fill rate
対応する状態のディスクのキューに追加される1秒当たりのアイテム数。
drain rate
対応する状態のディスクキューからディスクに実際に書き込まれたアイテム数。
average age
対応する状態のディスクキュー内のアイテムの平均生存期間(秒単位)。
TAPキューの統計は、クラスタノードとクライアントの間、およびクラスタノード間のTAPキューの動作に関する情報を示すように設計されています。したがって、統計情報は、レプリケーション、リバランスとクライアントに使われるTAPキューの統計情報を示す列を持つ表として構成されています。
表示される統計情報は以下のとおりです。
# tap senders
内部(レプリカ)、リバランス、クライアント接続でのこのバケットのTAPキューの数。
# items
対応するTAPキュー内のアイテム数。
fill rate
対応するTAPキューに置かれる1秒当たりのアイテム数。
drain rate
対応するTAPキューコネクションを介して送信される1秒当たりのアイテム数。
back-off rate
対応するTAPコネクションを介してデータを送信する時、受信した1秒当たりのバックオフ数。
# backfill remaining
対応するTAPコネクションのバックフィルキュー内のアイテム数。
# remaining on disk
対応するTAPコネクションを提供するためにロードが必要なディスク上のアイテム数
Memcachedバケットについては、Memcached固有の統計情報が表示されます。
Memcachedの統計情報は次のとおりです。
Operations per sec.
このバケットによりサービスされる1秒当たりの合計オペレーション
Hit Ratio %
このバケットからデータを取得したGET要求のパーセンテージ
Memory bytes used
このバケットで使用されたRAMの総量
Items count
このバケットに格納されているアイテム数
RAM evictions per sec.
このバケットから追放された1秒当たりのアイテム数
Sets per sec.
このバケットにが処理したSET操作の数
Gets per sec.
このバケットにが処理したGET操作の数
Net. bytes TX per sec
このバケットから送信される1秒当たりのバイト数
Net. bytes RX per sec.
このバケットへ送信される1秒当たりのバイト数
Get hits per sec.
このバケットに含まれるデータに対する1秒当たりのGET操作の数
Delete hits per sec.
このバケットに含まれるデータに対する1秒当たりのDELETE操作の数
Incr hits per sec.
このバケットに含まれるデータに対する1秒当たりのインクリメント操作の数
Decr hits per sec.
このバケットに含まれるデータに対する1秒当たりのデクリメント操作の数
Delete misses per sec.
このバケットに含まれていないデータに対する1秒当たりのDELETE操作の数
Decr misses per sec.
このバケットに含まれていないデータに対する1秒当たりのデクリメント操作の数
Get Misses per sec.
このバケットに含まれていないデータに対する1秒当たりのGET操作の数
Incr misses per sec.
このバケットに含まれていないデータに対する1秒当たりのインクリメント操作の数
CAS hits per sec.
このバケットに含まれるデータに対する1秒当たりのCAS操作の数
CAS badval per sec.
このバケットに含まれるデータに対し、間違ったCAS IDを使用した1秒当たりのCAS操作の数
CAS misses per sec.
このバケットに含まれていないデータに対する1秒当たりのCAS操作の数