Couchbaseが提供する大きな利点の一つは、ディスクIOとRAMを別々に扱えることです。この基本コンセプトにより、非常に高いスケーラビリティと非常に低く、一貫したレイテンシを提供できます。また、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えることなく、非常に高い書き込み負荷を処理することができます。
しかしながら、Couchbaseはデータをディスクに書き込む必要もあるため、ディスクは安定した入力データストリームを処理できる必要があります。アプリケーションの書き込み負荷を分析し、十分なディスクスループットを提供することが重要です。データは、ディスク書き込みキューを介してディスクに書き込まれます。内部の統計システムが監視している、ディスクの書き込みキュー内の未処理アイテム数から、必要な情報を得ることができます。ディスク書込みキュー負荷のピークが示すアイテム数が、サーバの障害が発生した場合に失われることになります。
どれだけの脆弱性を許容できるか、またディスク書込みキューのレベルを低く保つためのクラスタのサイズは、利用システムの内部的な要件に応じて決まります。ノード数を増やせば、より多くのディスクスループットが得られます。
ディスクスペースはデータを永続化するためにも必要です。必要なディスクスペースは扱うデータの増加具合を考慮して計画すべきです。また、システム上にバックアップデータを保存することもあります。適切なガイドラインは、少なくとも予定する総データの130%を計画することです。この100%はデータバックアップ用で、残りの30%はファイルメンテナンス中のオーバヘッドです。