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Couchbase Server 1.8 マニュアル
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4.7 デプロイ構成
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4.7.1. Couchbase組み込みプロキシの使用

最初のデプロイオプションは、Couchbaseに組み込まれたポート番号11211のプロキシと通信することです。これは、既存のアプリケーションからオンザクライアント(OTC)のmemcachedクライアントライブラリを介して、追加のソフトウェアをインストールすることなく、Couchbase Serverの使用を開始することができます。

このアプローチの欠点は2つのネットワークホップがあるため、それでも良い性能を発揮しますが、その他のデプロイ構成よりも劣ることです。以下に詳細を示すように、最悪のシナリオでは、余計なラウンドトリップネットワークホップ発生し、サーバマッピングが2回起こることです(例えば、クライアント側でサーバリストを取得するためにketamaハッシュを利用し、再度プロキシ側でvBucketハッシュを計算してサーバマッピングを取得する場合)。

3つのサーバー(A、B、C)のサーバリストと、OTC memcachedクライアントを利用する既存のアプリケーションがあると仮定します。これらの3つのサーバにはmemcachedサーバソフトウェアの代わりにCouchbaseがそれぞれインストールされています。上の図に示すように、アプリケーションがGet(KEY)を呼び出す場合、OTCクライアントライブラリ内の関数を呼び出します。クライアントライブラリはhash(KEY)を計算し、サーバリストとハッシュ関数に基づいてサーバCに誘導されます。

Getオペレーションは、サーバCのポート11211に送信されます。Couchbase(現在はプロキシポート)に到着すると、キーはそのvBucketとサーバマッピングを決定するために再びハッシュ化されます。このときの結果はサーバーAです。このプロキシは、ポート11210上のサーバーに対してGETを行った結果をクライアントに返します。

図4.1 デプロイ構成:組み込みプロキシの使用

デプロイ構成:組み込みプロキシの使用