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Couchbase Server 1.8 マニュアル
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4 ベストプラクティス
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4.4. 継続的な監視とメンテナンス

診断のための重要な統計 

"ウォータマーク"はいつメモリの開放を開始する必要があるかを定義しています。この概念の詳細についてはこちらをお読みください。 ウォータマークに関連したいくつかの重要な統計は次のとおりです:ハイウォータマーク(ep_mem_high_wat):これに達すると、システムはメモリから値を排出し始めます。排出された値がアクセスされたときは、ディスクからフェッチする必要があります。ローウォータマーク(ep_mem_low_wat):これに到達しても、システムは何もしません。これはハイウォータマークに達し、システムがデータの排出を開始した場合の"ゴール"です。使用メモリ(mem_used):現在使用しているメモリのサイズ。mem_usedがRAM割当て量に達すると、OOM_ERRORが発生します。mem_usedはデータがメモリから排出される基準となるep_mem_high_wat未満であるべきです。ディスク書込みキューのサイズ(ep_queue_size):ディスクに書込み待ちデータを保持するキューのサイズ。キャッシュのヒット数(get_hits):経験則では、これは全体の要求の少なくとも90%であるべきです。キャッシュミス(get_misses):

次のコマンドを使用してこれらの重要な統計情報の値を取得できます: "/opt/couchbase/bin/ep_engine/management/stats <IP>:11210 all | egrep "todo|ep_queue_size|_eject|mem|max_data|hits|misses" 結果は次のようになります: ep_flusher_todo: ep_max_data_size: ep_mem_high_wat: ep_mem_low_wat: ep_num_eject_failures: ep_num_value_ejects: ep_queue_size: mem_used: get_misses: get_hits:

監視が必要なUIの統計

次のグラフをCouchbaseコンソールの監視対象に追加できます。これらのグラフはBucket Details (Monitor -> Data Buckets) の上部にある"Configure View"リンクをクリックすると選択(解除)できます。

その他の監視

標準的な監視ツールを使用して、ディスク容量、CPU使用率と、すべてのノード上でスワップを監視してください。

バキューム

バキュームは、データベースをデフラグすることにより、SQLiteの利用したディスク領域を再構成します。空なのに利用できないスペースを有効にするため、Sqliteのファイルを定期的にバキュームしてください。

リバランス後

リバランス操作自体が完了したら、Couchbaseのクラスタは、移動されたすべてのデータの複製を開始します。将来的にはリバランス自体のプロセスに、このレプリケーションプロセスを含める予定です。しかし現在はリバランス直後に複製されていないデータが存在することを認識しておく必要があります。

そのためには、レプリケーションが完了したことを確信するまで、システムを監視し続けることがベストプラクティスです。レプリケーションには大きく2つの段階があります: