Couchbase Serverでは、情報を入出力するための技術とシステムはアクセスしたいデータの質と量に応じて異なります。異なる処理でも、作成、取得、更新および削除といった基本操作は同じです:
作成
情報は指定されたドキュメントIDとドキュメントのペアとして、memcachedプロトコルを利用してデータベースに格納します。多数のドキュメントに対する更新操作を同時に行う一括操作が可能です。これは小さなリクエストを複数回実行するよりも効果的です。
構造化データおよび構造化された文字列、(クライアント言語から)シリアライズされたオブジェクト、ネイティブなバイナリデータ(例えば画像や音声)など、あらゆるバイナリを保存できます。
取得
データを取得するにはそれを保存する際に指定したドキュメントIDが必要です。memcachedプロトコル(もしくはmemcached互換のクライアントライブラリ)を利用してドキュメントIDと対になる値を取得します。一括操作も可能です。
更新
データベース内の情報を更新するには、memcachedプロトコルのインタフェースを使用する必要があります。memcachedプロトコルには、コンテンツ全体を上書きするだけでなく、既存のレコードに情報を追記したり、整数値をインクリメントおよびデクリメントする機能があります。
削除
Couchbaseサーバから情報を削除するには、明示的な削除コマンドが含まれているmemcachedプロトコルを使用する必要があります。
Couchbase Serverはまた、有効期限付きの情報をデータベースに格納できます。有効期限付きデータはドキュメントをデータベースから自動的に削除する場合に利用でき、相対的な時間(例えば、60秒)も、特定の時刻(2012年12月31日 12時00分)も指定できます。
作成、更新、取得はCouchbase Server内に保存するデータに対する重要な操作です。