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Couchbase Server 1.8 マニュアル
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1.3 アーキテクチャと概念
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1.3.5. vBuckets

vBucketはCouchbaseクラスタのキー空間の部分集合の所有者として定義されています。これらvBucketsは、情報がクラスタ全体に効果的に分散できるように使われています。vBucketシステムは、データを配布するため、そして複数のノードでレプリカ(バケットのデータのコピー)をサポートするために使用します。

注記

vBucketsは、ユーザーがアクセス可能なコンポーネントではありませんが、Couchbase Serverの重要な構成要素であり、可用性とエラスティック性のサポートには不可欠です。

すべてのドキュメントIDはvBucketに属します。マッピング関数は、与えられたドキュメントが属するvBucketを計算するために使用されます。Couchbase Serverでは、そのマッピング機能は、vBucketの識別子の入出力と同じようにドキュメントIDを取得するハッシュ関数です。vBucket識別子を計算し、そのvBucketを"ホスト"するサーバを探すためにテーブルを参照します。そのテーブルはvBucketごとに1行ずつ、vBucketとそれをホストするサーバのペア情報が含まれています。このテーブルに存在するサーバは複数のvBucketを担当することができます(通常そうなります)。

couchbaseが利用するドキュメントIDとvBucketをマッピングするためのハッシュ関数はハッシュアルゴリズムや出力空間のいずれも設定可能です(すなわち、この関数が出力するvBucketの総数 )。ハッシュ関数の出力空間におけるvBucketsの数が変更された場合、当然サーバーにvBucketsをマップするテーブルのサイズも変更する必要があります。