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1 Couchbase Serverの概要
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1.1. Couchbase ServerとNoSQL

NoSQLのデータベースは、最初にデータベースのスキーマを定義することを必要とせずにデータを格納できる能力によって特徴づけられます。Couchbase Serverでは、キーとバリューのペアまたはJSONドキュメントをデータとして格納することができます。データベース管理システムの観点に基づき、あらかじめしっかりとしたスキームを定義したりする必要はありません。このスキーマレスな性質のため、Couchbase Serverは、アプリケーションに手を加えることなしに、クラスタにサーバーを追加することでデータ容量とI/Oを増加させるスケールアウトを実現することができます。対照的に、リレーショナルデータベース管理システムは、成長に対応するために単一のサーバーに多くの容量(CPU、メモリとディスク)を追加することでスケールアップします。

リレーショナルデータベースは事前に定義する必要のあるリレーションに基づいて情報を保存します、またデータを保存する前にスキーマを変更する必要がある場合もあります。リレーションは単純に複数行からなるテーブルで、指定されたリレーション内の各行は固定された列を持ちます。これらの列は、リレーション内の各行の間で一貫性があります。テーブルはさらに、テーブル間の参照を介して結合することができます。一つのテーブルに、町に存在するすべての市民の行を保持する場合、別のテーブルは、親、子供、そして続柄というフィールドで構成される行を持つでしょう。親、子供は市民テーブルの行を参照し、続柄は2人の市民間の関係性を記述するフィールドになるでしょう(父、母)。