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Couchbase ServerのビューはCouchbase Serverデータベース内に保存された情報を処理し、データのインデクシングとクエリを可能にします。ビューは、ビュー内で定義されたフォーマットと構造に応じて、保存された情報に対するインデックスを作成します。ビューはCouchbaseに保存されたオブジェクトから抽出された特定のフィールドで構成されています。ビューは情報に対してインデックスを作成し、Couchbase Serverに格納された情報を検索、選択することを可能にします。
ビューは内部で保存されるドキュメントと違い、結果整合性となっています。ドキュメントのデータがディスクに永続化されると、ビューにそのドキュメントが反映されます。期限付きドキュメントは、有効期限切れのチェックプロセスがそのドキュメントをデータベースから削除した時にインデックスから削除されます。詳しい情報は、「ビューの動作」 を参照してください。
Couchbase Serverのビューはさまざまな用途に利用できます:
保存したオブジェクトのインデクシングとクエリ
特定のオブジェクトタイプのデータのリストを生成
保存したデータをもとにテーブルやリストを生成
データベースの情報に対するフィルタリングや抽出
保存データのコレクションに対する計算、サマリ、集計処理
複数のビュー、すなわちデータベース内の情報に対して複数のインデックスとルートを作成できます。保存された情報の特定のフィールドを公開することで、Couchbase Serverに保存した情報をクエリすることが可能になります。クエリを発行して情報を選択したり、ビューの結果をページングしたりできます。ビュービルダはCouchbase ServerのWebコンソールからビューを作成するインタフェースを提供します。ビューは適切なクライアントライブラリを利用してアクセスし、Couchbase Serverデータベース内のマッチするレコードを取得できます。
ビューの作成とCouchbaseサーバデータベースのコンテンツがどのように関連しているかについての背景情報については、「ビューの基本」を参照してください。
保存された情報とビューがどのように機能するのかについての詳しい情報は、「保存データとビュー」を参照してください。
ビューのルールと実装の詳細については、「ビューの動作」を参照してください。
ビューには開発モードとプロダクションモードの二つのモードがあり、性能の最適化やビューの開発に利用できます。「開発ビューとプロダクションビュー」を参照してください。
ビューを記述するための言語やオプションは「開発ビューとプロダクションビュー」で解説しています。
ビューのトラブルシューティングや、より詳細な技術的な情報は付録D ビューのトラブルシューティング(技術的背景)を参照してください。
Couchbase ServerのWebコンソールは、新規のビューを記述するためのエディタを含んでいます。詳細は「ビューエディタの利用」を参照してください。デザインドキュメントを作成、更新、削除するにはREST APIを利用することもできます。詳細はを参照してください。「デザインドキュメントのREST API」を参照してください。