Couchbase Serverは、インタラクティブなWebアプリケーションのためのドキュメント指向型NoSQLデータベースです。柔軟なデータモデルを持ち、容易にスケールが可能で、一貫した高パフォーマンスを提供でき、24時間365日アプリケーションを稼働し続けることができます。Couchbase Serverは、以下の利点があります。
柔軟なデータモデル
Couchbase Serverでは、JSON形式のドキュメントを用いて、アプリケーション・オブジェクトとオブジェクト間の関係を表現します。非常に柔軟なデータ構造であるドキュメント指向を利用することで、データベースのスキーマ変更や重要なアプリケーションのダウンタイムを気にすることなく、アプリケーションオブジェクトを変更することができます。アプリケーション内の同じタイプのオブジェクトが違うデータ構造を持つことさえも可能です。例えば、userというドキュメントのフィールドとしてuser nameというフィールドを用いたとします。その後、システム内すべてのuserドキュメントを更新したり、ダウンタイムを発生させることなく、別のuserドキュメントのuser nameフィールドを、姓と名とで分けて表すことが可能です。
ドキュメント指向という柔軟なデータモデルは、実世界のアイテムを表現することに適しています。JSONドキュメントは、ネスト構造もサポートしており、アプリーケーション内のアイテム間の関係やオブジェクトをより現実に即して表すことができます。
容易なスケーラビリティ
Couchbaseを利用すれば、単一クラスタ内、あるいは異なるデータセンターに配置されたクラスタ間でも簡単にスケールすることができます。ユーザ数やアプリケーションデータの増加に対処するため、アプリケーションの停止やコードを変更することなく、インスタンスを追加することができます。たったのワンクリックで、すぐにクラスタを拡張し、増加したワークロードを処理し、保存されているデータを均等に分散、維持することができます。
Couchbase Serverは、データのオートシャーディング機能と稼働中のリバランシング機能を提供しています。これにより、オンデマンドでサーバークラスタのサイズを変更することができます。Couchbase Server 2.0が提供するデータセンター間のレプリケーション機能は、ユーザーに近いデータセンターへデータ移動をすることができます。
一貫した高パフォーマンス
Couchbase Serverは、大規模データの同時使用や、一貫した高スループットのために設計されています。一貫したミリ秒未満の応答時間によって、アプリケーションのユーザーが快適に利用できることを約束します。一貫性のある、高いデータスループットを提供することにより、Couchbase Serverは、より少ないサーバーでより多くのユーザーをサポートすることができます。また、安定した性能を維持し、クラスタ内のいかなるサーバでのボトルネックを軽減するため、すべてのサーバ間でワークロードを自動的に分散します。
"常にオンライン"
Couchbase Serverは、一貫したサブミリ秒の応答時間によって、アプリケーションのユーザーが快適に利用できることを約束します。一貫性のある、高いデータスループットを提供することにより、Couchbase Serverは、より少ないサーバーでより多くのユーザーをサポートすることができます。また、安定した性能を維持し、クラスタ内のいかなるサーバでのボトルネックを軽減するため、すべてのサーバ間でワークロードを自動的に分散します。
クロスデータセンターレプリケーションと自動フェイルオーバーなどの機能は、サーバやデータセンター障害時にデータの可用性を確保するために役立ちます。
Couchbase Serverのこれら全ての機能により、エンドユーザから低レイテンシと高スループット–が要求されるWebアプリケーションの開発が可能になります。Couchbaseクラスタを用いることで、Webアプリケーションは即座に正しい情報にアクセスできます。また、サーバーをクラスタに追加することで、開発者は即座にWebアプリケーションをスケールアップすることができます。