Couchbase Serverは、サーバ内の異なるコンポーネント間の通信、及びCouchbaseクラスタに格納されたデータにアクセスするクライアントとの通信のために、複数のポート番号を使用します。Couchbase Serverを正常に動作させるために、指定されたポートはホスト上で利用可能でなければなりません。
Couchbase Serverは自動的にこれらのポートを設定しますが、お使いのファイアウォールまたはIPテーブルの設定が、各用途に対して指定されたポートでの通信を許可していることを確認する必要があります。
次の表は、Couchbaseサーバとの通信の種類ごとに使用されるポートの一覧を示しています。
ノード間通信
これらのポートは、クラスタ内のすべてのノード間の通信のためにCouchbase Serverによって使用されます。互いに通信できるように、すべてのノード上でこれらのポートが開いている必要があります。
ノードからクライアントへの通信
これらのポートは、クラスタ内の各ノードとクラスタ内のデータにアクセスするすべてのクライアント・ノード間で開いている必要があります。
クラスタ管理
これらのポートは、REST API、コマンドラインクライアント、およびWebブラウザから管理操作を行うために、開放してアクセス可能である必要があります。
XDCR
これらのポートは、送信元と宛先の両方のクラスタ内のすべてのノード間XDCRの通信に使用されます。
表2.1 はじめに:—ネットワークポート
ポート | 説明 | ノード間通信 | ノードからクライアントへの通信 | クラスタ管理 | XDCR |
---|---|---|---|---|---|
8091 | Web管理ポート | ○ | ○ | ○ | ○ |
8092 | CouchbaseのAPIポート | ○ | ○ | - | ○ |
11209 | 内部クラスタポート | ○ | - | - | - |
11210 | 内部クラスタポート | ○ | ○ | - | - |
11211 | クライアントインターフェイス(プロキシ) | ○ | ○ | - | - |
4369 | Erlangのポートマッパー(empd) | ○ | - | - | - |
21100~21199(の範囲) | ノード間データ交換 | ○ | - | - | - |