Couchbase Serverノードは初回起動時に必要なDBファイルを作成し、即座にデータの提供を開始します。しかし、ディスク上にデータが存在している場合(ノードの再起動またはサービスが再起動したため)、ノードはデータの提供を開始する前に、ディスクからこのデータのすべてを読み込む必要があります。これは、"ウォームアップ"と呼ばれています。これは、データのサイズによっては時間がかかることがあります。
ノードの起動時に監視対象となる統計が幾つかあります。ウォームアップとアイテムの統計情報を監視するためにcbstats コマンドを使用してください。
shell> cbstats localhost:11210 all | » egrep "warm|curr_items"
curr_items: | 0 |
curr_items_tot: | 15687 |
ep_warmed_up: | 15687 |
ep_warmup: | false |
ep_warmup_dups: | 0 |
ep_warmup_oom: | 0 |
ep_warmup_thread: | running |
ep_warmup_time: | 787 |
完了した場合:
shell> cbstats localhost:11210 all | » egrep "warm|curr_items"
curr_items: | 10000 |
curr_items_tot: | 20000 |
ep_warmed_up: | 20000 |
ep_warmup: | true |
ep_warmup_dups: | 0 |
ep_warmup_oom: | 0 |
ep_warmup_thread: | complete |
ep_warmup_time | 1400 |
表10.1 監視 — 統計
統計情報 | 説明 |
---|---|
curr_items | ノード上で現在アクティブなアイテムの数。ウォームアップ中は完了するまで0になります。 |
curr_items_tot | ノードが担当するアイテム数(アクティブおよびレプリカ)ウォームアップ中にこれは増加し、ep_warmed_upと一致するべきです。 |
ep_warmed_up | ディスクから取得したアイテム数。ウォームアップ中に増加していくはずです。 |
ep_warmup_dups | ディスク内に見つかった重複するアイテムの数。理想的には0ですが、少しであれば問題ありません。 |
ep_warmup_oom | ウォームアッププロセスがRAMにデータを搭載している間に受信したOut of Memoryレスポンスの数。 |
ep_warmup_thread | ウォームアップスレッドの状態。動作中または完了の状態に遷移することができます |
ep_warmup_time | ウォームアップスレッドが実行されていた時間。ウォームアップ中に増加し、完了した際はプロセスの所要時間を示します。 |