ビューのパフォーマンスはビューを更新する時間、ビューの更新でアクセスされるのに必要な時間、そして更新された情報を応答する時間を含んでおり、さまざまな要素に依存しています。ファイルシステムのキャッシュ、更新頻度、そしてドキュメントデータの更新とビューのアクセス(更新)の間の時間はすべて、パフォーマンスに大きな影響を与えます。
いくつかの重要事項とポイントを以下に記載します:
インデックスのクエリは常にディスクへアクセスします。Couchbase ServerはインデックスをRAMに保持しません。しかし、頻繁に利用されるインデックスはディスク上の情報をキャッシュするための、ファイルシステムキャッシュに保存される可能性があります。利用可能なRAM総容量から、Couchbase Serverに割り当てるRAMを減らし、OS用のRAM利用量を増やせば、ファイルシステムキャッシュを増加させることができます。
ファイルシステムキャッシュはインデックス情報更新時に有効です。最近更新された文書は、ファイルシステムキャッシュに保存されている可能性があります。更新操作の直後にビューへリクエストを行うと、ファイルシステムキャッシュを利用する可能性が高くなります。結果的な永続性の性質により、ドキュメントを更新してから、それが永続化され、インデックスに反映されるまでには多少の遅延があります。
オペレーティングシステムがファイルシステムキャッシュに割り当てるためのRAMを確保すること、またファイルシステムキャッシュに利用可能なRAM容量を増加させることは、インデックスファイルのキャッシュ用のスペースを保持することにつながります。
ビューインデックスは、ドキュメント更新のシステムとは完全に独立して、保存され、アクセスされ、更新されます。インデックスを更新したり参照する際に、インデックス情報を構築するためにドキュメントをメモリ内に保持する必要はありません。また、システムが分離されているため、クラスタにアクセスしたり情報を取得する際のパフォーマンスはドキュメントストアに依存しません。