Couchbase Server 2.0では、より最適化されたディスクのウォームアップを提供します。Couchbase Serverの過去のバージョンでは、サーバがRAM内のvBucketsから順番に全てのキーとデータをロードしていました。現在、サーバが最も頻繁にアクセスされるキーのリストを事前に取得し、最初にこれらのドキュメントを取得します。また、サーバは、最も頻繁に使用されるキーを決定する為に定期的なスキャナプロセスを実行します。初期時間とプロセスの間隔を変更する為にcbepctl flush_paramを使用することができます。例えば、サーバの再起動後に使われるキーをすぐに利用できるようにしたい時に、アプリケーションにピークタイムがあった場合、この変更を実施したくなることがあるでしょう。
このツールはノード毎、バケット毎の処理であることに注意してください。この操作を実行する場合、クラスタ内のノードのIPアドレスと名前付きバケットを指定する必要があることを意味します。名前付きバケットを指定しない場合、サーバは指定されたノードに存在する任意のデフォルトのバケットに設定を適用します。クラスタ全体に対してこの処理を実行する場合は、そのクラスタに存在する全てのノード/バケットの組み合わせに対してコマンドを実行する必要があります。
デフォルトでは、スキャナプロセスはAM2:00 UTCのデフォルトの初期起動時間で、24時間に1回実行されます。これは、新規のCouchbase Server 2.0のインスタンスをインストールするか、サーバを再起動した後に、デフォルトではスキャナは24時間で定期的にAM2:00 GMT、PM2:00 GMT に実行します。アクセススキャナプロセスを20分毎に実行するよう時間間隔を変更する為には、以下のように入力します:
shell> ./cbepctl hostname:port -b bucket1 -p bucket_password set flush_param alog_sleep_time 20
デフォルトのAM2:00 UTCからアクセススキャナプロセス実行の初期時間を変更する為には:
shell> ./cbepctl hostname:port -b bucket1 -p bucket_password set flush_param alog_task_time 23
この例では、PM11:00 UTCに初期時間を設定しています。