ハードウェアやシステム障害が原因でクラスタからノードを削除する必要がある場合、そのノードのフェイルオーバステータスを示す必要があります。これはCouchbase Serverがレプリケーションデータをクラスタ内の正常な他のノードから使用するかの判断基準になります。
ノードのフェイルオーバを指示する前に、「ノードのフェイルオーバ」を読んでください。 管理目的あるいはアップデートが目的の場合、正常なノードをクラスタから削除するためにフェイルオーバを使用しないでください。 これはノードでフェイルオーバを開始するとレプリケーションデータが他のノードでアクティブになるためで、クラスタ内の全容量が減少します。 他のノードでまだレプリケーションされていない、もしくはディスク上に永続化されていないフェイルオーバノードからのデータが失われます。 削除して、ノードを追加する方法については、 リバランスの実行とクラスタへのノードの追加を参照してください。
2つの異なる方法でノードのフェイルオーバステータスを設定することができます:
Webコンソールの利用
WebコンソールのManagement -> Server Nodesセクションに移動します。フェイルオーバしたいノードを探し、 ボタンをクリックします。クラスタが停止していると識別しているノードのみフェイルオーバすることができます。
Webコンソールに警告メッセージが表示されます。
ノードがフェイルオーバしていることを示すため
をクリックします。 を選択することもできます。コマンドラインの利用
couchbase-cliのfailover
コマンドを使用して1つ以上のノードをフェイルオーバすることができます。ノードをフェイルオーバするには、IPアドレスと、フェイルオーバしたいノードが標準ポートを出ない場合はポートを指定する必要があります。例:
shell> ?couchbase-cli failover --cluster=localhost:8091
\ -ucluster-username
-pcluster-password
\ --server-failover=192.168.0.72:8091
成功した場合、これはノードがフェイルオーバしたことを示します。
ノードのフェイルオーバを指定した後、障害の原因を処理し、完全に機能する状態にクラスタを戻します。詳細については、「フェイルオーバ状況のハンドリング」を参照して下さい。