Search:

Search all manuals
Search this manual
Manual
Couchbase Server マニュアル 2.0
Community Wiki and Resources
Couchbase Server 2.0をダウンロード
Couchbase 開発者ガイド 2.0
クライアントライブラリ
Couchbase Server フォーラム
Additional Resources
Community Wiki
Community Forums
Couchbase SDKs
Parent Section
5 管理タスク
Chapter Sections
Chapters

5.5. ノードのフェイルオーバ

5.5.1. フェイルオーバソリューションの選択
5.5.2. 自動フェイルオーバの使用
5.5.3. ノードのフェイルオーバの開始
5.5.4. フェイルオーバ状況のハンドリング
5.5.5. フェイルオーバノードの再追加

クラスタ内のノードがデータを提供できない場合、そのノードをフェールオーバすることができます。フェールオーバとは、Couchbase Serverがノードをクラスタから削除し、他のノードでレプリカデータをクライアントリクエストから利用可能にすることを意味します。Couchbase Serverはクラスタ内でデータレプリケーションを提供するので、格納されたデータへのアクセスに影響を与えることなく、クラスタはひとつ以上のノードの障害に対応することができます。ノード障害の発生時に、Webコンソールから手動でノードをフェイルオーバし、問題を解決することができます。

もしくは、Couchbase Serverが自動的に障害ノードをクラスタから削除し、縮退モードで動作するように設定することも可能です。この自動オプションを選択した場合、クラスタに残って機能しているノードの負荷が増加します。その後、ノード障害に対処し、機能しているノードをクラスタに戻し、ノード障害が発生する前のようにクラスタが機能するように、リバランスを実行する必要があります。

手動でノードをフェイルオーバするにせよ、Couchbase Serverに自動フェイルオーバするにせよ、障害の根本的な原因を調査する必要があります。そして正常に機能するノードを設定し、そのノードを追加してから、クラスタをリバランスする必要があります。ノード障害およびフェイルオーバのシナリオに対処するときにノードを交換または追加する方法について、次のガイドラインに留意してください:

フェイルオーバはノードを削除/リバランスすることと比べて特別な操作であることに注意してください。一般的には保守もしくは他の理由のためにクラスタから正常なノードを削除しますが、対照的にフェイルオーバは機能しないノードに対して実行します。

正常なノードをクラスタから削除するとき、ノードを削除するためにWebコンソールを使用します。そのノードへのデータのリクエストを他のノードで処理できるようにするため、クラスタをリバランスします。削除したいノードがまだ稼動しているので、リバランスが完了するまで、データのリクエストを処理することができます。リバランスが完了すると、クラスタ内の他のノードがデータのリクエストを処理します。したがって、ノードを削除し、その後クラスタをリバランスするときにデータサービスの中断やデータの損失が発生する可能性はありません。管理目的のために正常なノードを削除する必要がある場合、機能的にフェイルオーバではなく、削除とリバランスを使用してください。リバランスの実行とクラスタへのノードの追加を参照してください。

正常なノードをフェイルオーバしようとする場合、データの損失につながります。これは、フェイルオーバはすぐにノードをクラスタから削除し、他のノードにレプリケーションされていないデータがまだディスクに永続化されていなければ永久に失われるためです。

フェイルオーバの実行方法の詳細については以下のリソースを参照してください: