ビューの処理中に、各ドキュメントのメタデータは、独立したJSONオブジェクトmeta
として参照でき、オプションでmap()
関数の第二引数として定義されます。このメタデータは処理中のドキュメントを識別、特定するために利用することができます。
meta
構造は、次のフィールド、及び関連情報が含まれています。
id
保存データオブジェクトのID、あるいはキーです。これはCouchbaseデータベースにオブジェクトを書き込んだ際に指定したキーと同じです。
rev
情報の現在のリビジョンを追跡するために、内部で利用されるリビジョンIDです。このフィールドに格納された情報は一貫性がなく、追跡もできないので、クライアントアプリケーションからは利用すべきではありません。
type
格納されたデータのタイプを指定します。有効なJSONドキュメントにはjson
タイプが設定されます。バイナリデータとして識別されたドキュメントはbase64
タイプが設定されます。
flags
データが保存されたときに設定されたフラグの数値です。フラグの値の利用可否と値はデータを保存する際に利用しているクライアントライブラリに依存します。内部的にフラグは32ビット整数として格納されます。
expiration
格納されたオブジェクトの有効期限の値です。有効期限は常に絶対的なUnixエポック時間として保存されています。
これらの付加的なフィールドはビューサーバでドキュメントを処理している間だけ参照できます。これらのフィールドはMemcached/Couchbaseプロトコルを介してオブジェクトにアクセスしても、ドキュメントの一部としては返却されません。