Couchbase Server2.0では、以下のように利用可能なツールが改名・統合・削除されました。これはユーザビリティの考慮とCouchbase Serverを管理するために必要なコマンドの数を減らすためです。
表7.1 管理 — コマンドラインツールと利用可能状況
| ツール | サーババージョン | 説明/ステータス |
|---|---|---|
| couchbase-cli | 2.0 | Couchbase Serverと通信し、管理するためのメインツール。 |
| cbstats | 2.0 | Couchbase Serverのノード統計情報を確認するためのツール。 |
| cbepctl | 2.0 | Couchbase Serverノード上で、vBucketの状態を制御するためのツール。また、メモリとディスク永続性の動作制御の役割があります。Couchbase1.8までは、cbvbucketlとcbflushctlの別ツールとして提供されていました。 |
| cbcollect_info | 2.0 | Couchbase Serverノードから統計情報の収集やテクニカルサポートによって使われるサポートツール。 |
| cbbackup | 2.0 | クラスタ、バケット、ノードや組合せの全データをコピーし、ディスク上のファイルに格納します。 |
| cbrestore | 2.0 | バックアップファイルやクラスタ、バケット、ノード、その組合せのリロードデータを読み込み、メモリに格納します。 |
| cbtransfer | 2.0 | このツールはcbbackupやcbrestoreの上に構築される基本的なデータ移行ツールとなります。 |
| cbdocloader | 2.0 | サンプルデータセットをロードするために使用します。JSONファイルを直接ロードし、Couchbase Serverへ格納できます。 |
| cbworkloadgen | 2.0 | クラスタ用のテストワークロードを生成します。 |
| cbanalyze | 2.0 | Couchbaseのノードからコア・ダンプを解析し、分析するためのヘルパースクリプトです。 |
| vbuckettool | 2.0 | vBucketとノードのキーがどこにあるべきかのかを返します。これら2つの値は、Couchbase Serverの内部ハッシングアルゴリズムのベースとなります。1.8から/bin/toolsディレクトリに移動しました。 |
| cbflushctl | 1.8 | 2.0では、cbepctlに置き換えられています。 |
| cbvbucketctl | 1.8 | 2.0では、cbepctlに置き換えられています。 |
デフォルトでは、コマンドラインツールは、各プラットフォーム上の下記の場所にインストールされています。
| Linux | /opt/couchbase/bin,
/opt/couchbase/bin/install,
/opt/couchbase/bin/tools,
/opt/couchbase/bin/tools/unsupported |
| Windows | C:\Program Files\couchbase\server\bin,
C:\Program Files\couchbase\server\bin\install,
そして、
C:\Program Files\couchbase\server\bin\tools. |
| Mac OS X |
/Applications/Couchbase Server.app/Contents/Resources/couchbase-core/bin
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