オフラインでのアップグレードプロセスでは、Couchbase Serverクラスタ全体、及びクラスタを使用しているすべてのアプリケーションをシャットダウンする必要があります。クラスタを停止した後、各ノード上でアップグレードプロセスを実行し、再度、クラスタとアプリケーションを立ち上げることができます。
Couchbase Server 1.8からCouchbase 2.0にアップグレードする場合、アップグレードプロセスに追加の作業をする必要があります。詳細については、「Couchbase Server 1.8.xからCouchbase Server 2.0.xへのアップグレード」を参照して下さい。
クラスタサービスをシャットダウンする前に、ディスク書き込みキュー (「ディスク書込みキュー」) が完全に空になったことを確認することが重要です。 これにより、すべてのデータがディスクに永続化され、アップグレード後に利用できるようになります。 Couchbase Serverを利用するアプリケーションを停止し、アップグレード前にキューを空にすることが最良の方法です。
オフラインで既存のクラスタをアップグレードするには:
Couchbaseクラスタにリクエストが送信されないように、アプリケーションを停止させて下さい。管理Webコンソールを使用して、クラスタのアクティビティを監視できます。
アプリケーションを停止し、クラスタが完全に情報をディスクに書き込む必要があります。これにより、クラスタが再起動されたときに、すべてのデータが利用可能なままで残っていることを保証します。Webコンソール内のディスク書き込みキューを監視することで、これを実現出来ます。ディスク書き込みキューがゼロ(すなわち、ディスクに書き込むデータが存在しない)になっている必要があります。
クラスタ内の各ノード上で、
ノード上のCouchbase Serverのシャットダウンを行うと、Couchbase Serverの新バージョンへの標準的なアップグレードを実行することができます。詳細については「ノードのアップグレードプロセス」を参照して下さい。
アップグレードを実行した際に、Couchbase Serverは、各ノード上で自動的に起動されます。
クラスタが再びウォームアップしている時に、ウォームアッププロセスのステータスを監視することで、アプリケーションの起動タイミングを調整することが出来ます。「起動(ウォームアップ)の監視」を参照してください。
一度、クラスタが再起動したら、アップグレードしたクラスタ上でアプリケーションを再度有効にすることができます。