Couchbase Serverは以前のメジャーリリースバージョン (Couchbase Server ) から、Couchbase Server 2.0 の任意のマイナーリリース、あるいはCouchbase Server 2.0 のマイナーリリース間でのアップグレードに対応しています。
Couchbase Server 1.8から2.0ベータ版またはそれ以前のリリースからのアップグレードはサポートされていません。
Couchbase Server2.0ベータ版またはそれ以前のリリースから2.0へのアップグレードはサポートされていません。
オンラインまたはオフラインによるアップグレードは、Couchbase Server から Couchbase Server 2.0 にアップグレードする場合にのみ利用可能です。 より古いクラスタのアップグレードの場合は、初めにCouchbase Server 2.0 へアップグレードする必要があります。
クラスタのアップグレードプロセスは2つの方法で実行することができます:
オンラインアップグレード
オンラインアップグレードは、アプリケーションを起動させたまま、クラスタを停止することなく、クラスタをアップグレードすることができます。オンラインアップグレードでは、個々のノードをクラスタから切り離し(リバランスを使用)、アップグレードした後、クラスタ内へ戻します。
オンラインアップグレードは、各ノードがクラスターから取り出されアップグレードされてから、クラスタへ復帰するため、長い時間がかかります。しかし、クラスタおよび関連するアプリケーションを停止する必要がないため、効果的なアップグレード方法といえます。
オンラインアップグレードの実行に関する詳細は、「オンラインアップグレードプロセス」 を参照してください。
オフラインアップグレード
オフラインアップグレードでは、アプリケーションとCouchbase Serverクラスタをオフラインにし、クラスタが停止している間にクラスタ内のすべてのノードをアップグレードしてから、アップグレードしたクラスタを再開させます。
オフラインアップグレードプロセスは、クラスタ内のすべてのノード上で同時に行う事が出来るため、オンラインより早く完了する可能性があります。しかし、アップグレードのためにクラスタをシャットダウンする必要があります。その為、クラスターおよびそれに依存するすべてのアプリケーションの両方が無効になります。
オフラインアップグレードを実行する手順については、以下を参照してください「オフラインアップグレードプロセス」 。
機能 | オンラインアップグレード | オフラインアップグレード |
---|---|---|
アプリケーションは利用可能なままである | はい | いいえ |
クラスタが利用可能 | はい | いいえ |
クラスタをシャットダウンする必要がある | いいえ | はい |
所要時間 | ノードごとにリバランス、アップグレード、リバランスが必要 | クラスタ全体を一度にアップグレードできる |
どのようなアップグレードを行う場合でもその前にバックアップを取ることはベストプラクティスです。「バックアップとリストア」を参照してください。