クラウドに配備された2つ以上のクラスタ間でレプリケートするためにXDCRを使用したい場合、いくつかの追加の構成要件があります。
クラスタ内のノードのパブリックDNS名とパブリックIPアドレスを使用してください。
クラウドサービスは、クラスタ内のノードとの通信を可能にするためにパブリックIPアドレスの使用をサポートします。クラウド配備環境内では、パブリックIPアドレスはクラスタ内部で解決しますが、外部との通信が可能です。Amazon EC2では、たとえば、インスタンス構成でパブリックインターフェイスを有効にしていること、セキュリティパラメータが必要なポートへの通信を許可していること、Amazonによって公開された、パブリックDNSレコードが参照名として使用されていることを確認してください。
「IPアドレスが変わることの処理」の情報によると、固定IPアドレスとパブリックDNS名を使用したクラスタを構成する必要があります。
クラスタ内の各ノードのパブリックDNSアドレスを指しているCNAMEを特定したり、登録するDNSサービスを使用してください。これにより、クラスタ内のノードにCNAMEを使用するようにXDCRを設定することができます。CNAMEは、基礎となるパブリックDNSアドレスはクラウドサービス内で変更されることがあっても、一定になります。
XDCRを使用してクラスタ間のレプリケーションを設定するとき、CNAMEレコードエントリは宛先IPアドレスとして使用することができます。特定のクラスタノードのパブリックDNSアドレスが変更されることにより一時的な障害が発生した場合、クラウドサービスで提供される更新されたパブリックDNSアドレスを指すようにCNAMEを更新してください。
また、クラスタ内のノード間の通信を可能にするために、セキュリティが、クラスタの正しいポート番号とIPアドレスがリマインダーに含まれていることを確認する必要があります。
セキュリティを強化するために、クラスタごとのIPアドレスの間の必要なポートでのみトラフィックを許可するようにセキュリティグループを設定する必要があります。セキュリティグループを設定するには、受信ポート番号とIPアドレスの範囲を指定する必要があります。また、クラスタ内のノード間の通信を可能にするために、セキュリティが、クラスタの正しいポート番号とIPアドレスがリマインダーに含まれていることを確認する必要があります。
ノードグループ | ポート番号 | IPアドレス |
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クラスタ内のノード | 4369、8091、8092、9、11210、21100から21199 | クラスタノードのIP |
XDCRノード | 8091、8092 | リモートクラスタのIP |
クラウドでのCouchbase Serverの使用に関する一般的な詳細については、「クラウドでのCouchbaseの利用」を参照してください。