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1.2 アーキテクチャと概念
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1.2.8. 有効期限

データベースに格納される各ドキュメントは、オプションとして有効期限値(TTL:Time To Live)をもちます。デフォルトの有効期限は無期限、すなわち格納された情報は永続的に保たれます。有効期限を利用することで、データベースから自然と自動的に削除されていくようなデータを持つことができます。

有効期限の値は、データが格納された時点を基準として、ユーザーが指定します。有効期限は、データが更新されたときに更新されるか、明示的にCouchbaseのプロトコルを介して明示的に変更することができます。有効期限は、相対時間(例えば、60秒間)、または絶対時間(2012年12月31日、午後12:00まで)として指定することができます。

有効期限の一般的な用途としては、ウェブセッションデータなど、よりアクティブなデータを保存するため、明示的に削除はされていなくともユーザのアクティビティが止まっているものを削除するために使われます。データがタイムアウトになり、システムから除去され、より多くのアクティブ・データのためにRAMとディスクを解放することができます。