Couchbaseは、vBucketによってデータを分散して格納します。Couchbase Serverのクラスタを拡張または縮小する場合、vBucketsに格納されている情報を利用可能なノードで分散するように、マッピング情報を再度変更する必要があります。このプロセスは、 リバランスと呼ばれています。
リバランスは、クラスタの構成を変えた場合に手動で開始する必要があるプロセスです。リバランスのプロセスは、情報の格納に使われているvBucketsの配分を再調整してから、実際にノード間でデータを移動します。
リバランスのプロセスは、クラスタが稼働中で、サービスを提供している間に実行することができます。バックグラウンドでノード間の移動が行われ、クラスタを使用するクライアントは、参照も更新も実行することができます。移動処理が完了したら、vBucketのマップがアップデートされ、クライアントとプロキシサービス(Moxi)に伝達されます。
結果として、データは均等にデータベース全体で分散され、システムをサポートするために必要なデータとそのレプリカを考慮し、クラスタにわたるデータの分散はリバランスされます。